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2019年7月号

いよいよ、2019年の後半がスタートです。

今や異常とはと手の言えないほどに、例年の災害と言える豪雨。

九州地方をはじめ西日本の方々の、無事と安全をお祈りいたします。

梅雨明けの気配はまだ感じられませんが、独特の蒸し暑さはもうすっかり夏の様相です。

さて、今日は、私たちが開講しているJIPATTのディレクター、

ミシェルさんからのニュースレターをご紹介します。


ミシェルさんはカナダのアートセラピー協会認定校であるCiiATのディレクターであり、

かつては協会の副理事長も詰めていました。

JIPATTの担当ディレクターでもあります。

ミシェルさんは、大学で建築を専攻していたのですが、

アートセラピストへの道を決断し現在に至ります。

株式会社クエスト総合研究所とはかれこれ6年ほどのお付き合いですが、

東京滞在中、授業以外は東京中をマウンテンバイクで走り回ったり、

目黒から浅草までの往復を歩いたり、とても活動的な女性です。

彼女の後セラピーに対する思いを感じられるレターをご紹介します。

● アートセラピ―とは何でしょう?  —————————————————————————

こんにちは、ミシェル・ウィンケルです。

アートセラピストで、CiiATのディレクターです。

アートセラピーとは何でしょうか?

それはアートによる創造性を兼ね備えた心理療法です。

アートは言葉の限界を超えて、私たちの感情にアクセスすることを助けてくれます。

それでは、アートセラピーではない、というものは?

コーチングではありません、

アートの教育でもありません、

美物館に行くというセラピーでもないし、

描画診断でもない、

占いでもありません。

よく聞かれることがあります。

仕事をするには、アーティスト(芸術家)でなければならないのか?と。

全く違います。

アートセラピーのゴールは、素敵なアート作品を創り出すことではなく、

あなたの感情や思考に安全にアクセスして、それを表現することです。

アートセラピーは、作品作りではなく、プロセス指向なのです。

● 典型的なアートセラピ―セッションは? —————————————————————————

典型的なアートセラピーセッションとは、どんなものでしょうか?

一般的には、個人またはカップルには50分程度の時間を準備します。

グループや家族向けには1,2時間程度実施します。

セッションでのアート制作は、参加者同士の共有体験を創りだしてくれます。

セラピストはクライアントの創造的プロセスの証人となります。

そして、セッションは、約20-25,30分のアート制作をし、

その後、一緒に作品を見て、分析したり、わかちあったり、

お互いの考えや感情について探求していきます。



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