いよいよ、2019年の後半がスタートです。
今や異常とはと手の言えないほどに、例年の災害と言える豪雨。
九州地方をはじめ西日本の方々の、無事と安全をお祈りいたします。
梅雨明けの気配はまだ感じられませんが、独特の蒸し暑さはもうすっかり夏の様相です。
さて、今日は、私たちが開講しているJIPATTのディレクター、
ミシェルさんからのニュースレターをご紹介します。
ミシェルさんはカナダのアートセラピー協会認定校であるCiiATのディレクターであり、
かつては協会の副理事長も詰めていました。
JIPATTの担当ディレクターでもあります。
ミシェルさんは、大学で建築を専攻していたのですが、
アートセラピストへの道を決断し現在に至ります。
株式会社クエスト総合研究所とはかれこれ6年ほどのお付き合いですが、
東京滞在中、授業以外は東京中をマウンテンバイクで走り回ったり、
目黒から浅草までの往復を歩いたり、とても活動的な女性です。
彼女の後セラピーに対する思いを感じられるレターをご紹介します。
● アートセラピ―とは何でしょう? —————————————————————————
こんにちは、ミシェル・ウィンケルです。
アートセラピストで、CiiATのディレクターです。
アートセラピーとは何でしょうか?
それはアートによる創造性を兼ね備えた心理療法です。
アートは言葉の限界を超えて、私たちの感情にアクセスすることを助けてくれます。
それでは、アートセラピーではない、というものは?
コーチングではありません、
アートの教育でもありません、
美物館に行くというセラピーでもないし、
描画診断でもない、
占いでもありません。
よく聞かれることがあります。
仕事をするには、アーティスト(芸術家)でなければならないのか?と。
全く違います。
アートセラピーのゴールは、素敵なアート作品を創り出すことではなく、
あなたの感情や思考に安全にアクセスして、それを表現することです。
アートセラピーは、作品作りではなく、プロセス指向なのです。
● 典型的なアートセラピ―セッションは? —————————————————————————
典型的なアートセラピーセッションとは、どんなものでしょうか?
一般的には、個人またはカップルには50分程度の時間を準備します。
グループや家族向けには1,2時間程度実施します。
セッションでのアート制作は、参加者同士の共有体験を創りだしてくれます。
セラピストはクライアントの創造的プロセスの証人となります。
そして、セッションは、約20-25,30分のアート制作をし、
その後、一緒に作品を見て、分析したり、わかちあったり、
お互いの考えや感情について探求していきます。
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