6月6日読了時間: 3分
2026年6月
━…‥‥…━…‥‥…━…‥‥…━…‥ 創るとは、つなぐこと ── 過去から受け取り、未来へ手渡す ━…‥‥…━…‥‥…━…‥‥…━…‥ 六月六日頃から、二十四節気では「芒種(ぼうしゅ)」を迎えます。 稲や麦などの種を蒔く季節。 けれど私は、 芒種という言葉を聞くたびに、 少し不思議なことを思います。 種を蒔くという行為は、 未来を創ることでありながら、 同時に手放すことでもあるのだ、と。 手の中にある種は、 まだ自分のものです。 けれど種を蒔くということは、 それを土へ託すということ。 その瞬間、 種は自分の手を離れます。 芽が出るかどうか。 どんなふうに育つのか。 いつ花を咲かせるのか。 それはもう、 蒔いた人には決められません。 だから私は、 種を蒔くという行為は、 未来への贈りものであると同時に、 信頼の行為でもあるように思うのです。 種を蒔くということは、信頼するということ ━…‥‥…━…‥‥…━…‥‥…━…‥ 私たちは創造という言葉を聞くと、 新しいものを生み出すことだと思っています。 けれど自然を見ていると、 創造とはもっと違うものに




















