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miraisozojuku

2020年11月号

更新日:2021年9月8日

紅葉狩り。

素晴らしい紅葉を見てきました。

GO TOを利用して栃木県矢板市にあるおしらじの滝へ。

以前、その近くにスッカン沢の渓流を歩いたのですが、 さきの台風で、今は通行禁止。

その代わり、幻の滝と言われているおしらじの滝へ行ってまいりました。

おしらじの滝は、滝の流れがない時もあれば、 激しく水が落ちる時もあるのだそうです。

幸い、透き通った美しい滝と、エメラルドグリーンの滝つぼ、 そこから流れていく渓流の水の清らかさを満喫してきました。

● 季節の巡り —————————————————————–

ミヒャエル・エンデは「木々が葉を落とすことには、 何か別の力が働いている」と言っていたそうです。

(エンデは『モモ』や『はてしない物語』『鏡の中の鏡』などの ファンタジーを多く世に送り出した作家です)

「外側から見れば、それは終わっていくプロセス。 でも、内側から見れば、それは新たな力が出てくるときである」と。

もう少し説明すると、 春から夏にかけて外の世界に輝き出る力が、秋には逆になるわけです。 外の世界から、もっと言えば宇宙から木の根にその力が内側に向き、 大地の中に入り込んでいく力。

これを人間に例えてみれば、外の世界に表現してきた様々な活動をいったん中断し、 内省を始める大切な時期になるということにもなるのです。

大自然の営みを、人間自身に見立ててみれば、様々な興味深い洞察ができるのです。

● 種に宇宙が —————————————————————–

一粒の種に宇宙が内在しているといった学者がいました、

大げさな表現にも聞こえますが、考えてみれば、 その種の中に大きく成長する木々や、見事に咲く花、 さらにはそこに実る果実までが内在しているのですから、 「宇宙」と表現してもいいような気もします。

そうであれば、私たちの内側にも宇宙が存在しているのですから、 想像はどこまでも広がります。

秋は、目に見える彩りの美しさが目立ちますが、 同時に内側に壮大な宇宙の力が注がれていくのでしょう。

私の専門の分野は、自己洞察です。

「自分を知る」という、この永遠の課題に、自ら取り組んで早、30数年経ちました。

学びは尽きません。

知らないことは、ますます増えるばかりですし、 不思議なことが次から次に目の前に現れます。

それでも、興味は尽きません。 

冬に向かって、目に見える世界はモノトーンになっていきますが、 内なる世界では、ますます彩が鮮やかになってくのです。

11月は私の誕生月でもあるため、 今回のニュースは、なんとなくこんな話しになりました。

コロナの感染や、インフルエンザの感染に十分に注意してお過ごしください。


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