紅葉狩り。
素晴らしい紅葉を見てきました。
GO TOを利用して栃木県矢板市にあるおしらじの滝へ。
以前、その近くにスッカン沢の渓流を歩いたのですが、 さきの台風で、今は通行禁止。
その代わり、幻の滝と言われているおしらじの滝へ行ってまいりました。
おしらじの滝は、滝の流れがない時もあれば、 激しく水が落ちる時もあるのだそうです。
幸い、透き通った美しい滝と、エメラルドグリーンの滝つぼ、 そこから流れていく渓流の水の清らかさを満喫してきました。
● 季節の巡り —————————————————————–
ミヒャエル・エンデは「木々が葉を落とすことには、 何か別の力が働いている」と言っていたそうです。
(エンデは『モモ』や『はてしない物語』『鏡の中の鏡』などの ファンタジーを多く世に送り出した作家です)
「外側から見れば、それは終わっていくプロセス。 でも、内側から見れば、それは新たな力が出てくるときである」と。
もう少し説明すると、 春から夏にかけて外の世界に輝き出る力が、秋には逆になるわけです。 外の世界から、もっと言えば宇宙から木の根にその力が内側に向き、 大地の中に入り込んでいく力。
これを人間に例えてみれば、外の世界に表現してきた様々な活動をいったん中断し、 内省を始める大切な時期になるということにもなるのです。
大自然の営みを、人間自身に見立ててみれば、様々な興味深い洞察ができるのです。
● 種に宇宙が —————————————————————–
一粒の種に宇宙が内在しているといった学者がいました、
大げさな表現にも聞こえますが、考えてみれば、 その種の中に大きく成長する木々や、見事に咲く花、 さらにはそこに実る果実までが内在しているのですから、 「宇宙」と表現してもいいような気もします。
そうであれば、私たちの内側にも宇宙が存在しているのですから、 想像はどこまでも広がります。
秋は、目に見える彩りの美しさが目立ちますが、 同時に内側に壮大な宇宙の力が注がれていくのでしょう。
私の専門の分野は、自己洞察です。
「自分を知る」という、この永遠の課題に、自ら取り組んで早、30数年経ちました。
学びは尽きません。
知らないことは、ますます増えるばかりですし、 不思議なことが次から次に目の前に現れます。
それでも、興味は尽きません。
冬に向かって、目に見える世界はモノトーンになっていきますが、 内なる世界では、ますます彩が鮮やかになってくのです。
11月は私の誕生月でもあるため、 今回のニュースは、なんとなくこんな話しになりました。
コロナの感染や、インフルエンザの感染に十分に注意してお過ごしください。
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