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  • miraisozojuku

2020年4月号

更新日:2021年9月8日

桜満開の中、気軽に外に出歩けない状況になるとは、誰が想像したでしょうか? このひと月で、新型コロナウィルスによる感染者数は、 驚くほどの人数に達し、いまだ衰えることはありません。 日本国内が、今後どのような展開をしていくのかすら、まったく予想はできません。 今私たち一人一人にできること、いえ「義務と責任」は、「自己管理」、 そして「自分の他者への影響力の自覚」です。 このCOVID-19の名付けられた、恐ろしい感染症は、 私達人類に一体何を学べと、言っているのでしょうか? ● 新型コロナウィルス感染症から学べる事 ———————————————————————- 東洋の思想に、「一極二元論」があります。

西洋の、二元論と違い、そこには東洋なりの知恵が見え隠れしています。 二元論は、「良い」「悪い」、「光」「陰」、「昼」「夜」、 「勝つ」「負ける」と言った具合に明快に二つに区別していく考え方です。 それに対して、「一極二元論」は、この二元を包括する、もう一つの概念を持ちます。 たとえば、「良い」「悪い」と言った判断を、そっくり包み込む概念、 たとえば、「絶対」とか、「真理」とか。 つまり「絶対」を表現するにはこの二元が必要な要素であり、 「真理」を表現するためにも、この二つの側面が欠かせない要素である、 と言う考え方です。 「昼」と「夜」は、「一日」の二つの側面であり、 「男」と「女」は「人間」を現すために欠かせない要素なのです。 この一極二元論から、新型ウィルス感染症を眺めると、 これを「悪い側面」ととらえるなら、反対側には、「良い側面」があるはずです。 そして、その光と影を包み込む包括する概念が見えて来るのです。 この地球に、わたしたちの時代に、 まだ気づけていない「素晴らしいこと」が始まろうとしているのかもしれません。 ● このウィルスが世界にひろがることで学ぶこと

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感染に対する恐れや不安は誰の中にもあるでしょうが、 この恐れや不安に暮れて日々を過ごすだけでなく、 もう一つの側面にも意識を向けてみましょう。 つまり、これが「悪いこと」と言う判断だけではなく、 「良い」と判断されるような気付きはないのだろうか?と言う問いかけです。 たとえば、 テレワークを強いられることによって、 政府が進めてきた「働き方改革」が促進され、将来的に健全な職場が生まれる。 継続可能な経済成長を訴えてきた人類の陰に隠され、あるいは無視されてきた声、 たとえば「環境破壊」や「人口問題」に光が注がれる。 自分の価値を認めてこなかった人たちは、自分の影響力に気付く。 普段よりも車が減り、空気がきれいになる。 そして、この二元を包括する一極には 「人類の可能性」、「内的成長」、「関係性」、「知」、「愛」「生死」などなど、 いくつも見えてきます。 最近よく言われている「メタ認知」の視点と言ってもよいかもしれませんね。 もちろん、こんなことを言ってはいられないほど医療現場は疲弊しているようですし、 問題の即決にはつながりません。 しかしながら、今まさに自然の驚異が、人類の意識の持ちようについて、 厳しく問うている、と考えることもできるかもしれないのです。 このことが、人類がよりよい世界に向けて 新しいステップを踏む道しるべとなることを信じたいですね。  ● 今しかできないこと、今だからできること

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クエストは、3月中旬から、4月いっぱいまでの講座すべてを延期または中止としました。 企業として、学校としては打撃が大きく、 多くの企業同様に基盤を揺るがされかねない事態です。 一方で、スタッフの働き方の工夫や、新しい講座の創出、 また今後の対策について、価値ある話し合いが促進されています。 「こんなことでも起きなければ」考えないようなことがたくさんありますね。 今しかできないことがあって、今だからこそ、できることがあるのです。 不謹慎かもしれませんが、66年間生きてきて、 初めて遭遇する「まさか」がいま世界同時進行で起きているのです。 この事態をただ眺めるのではなく、今自分が踏み出す一歩で、 子どもたちの未来が創られていくと思えば、 漫然と時間を過ごすわけにはいかなくなっていまうのです。

● 自分軸

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この事態に乗じて、心ないデマや、 ただ心理不安をあおるSNS投稿がたくさんあるようです。 まことしやかに流される情報は、所詮誰が発信したのかもわからないものがほとんどです。 情報を集めることは大切なことですが、 その情報に振り回されてしまうことも多々あるでしょう。 こんなときだからこそできる、もうひとつの大事なこと。 それが「自分軸を持つ」練習、です。  目に飛び込んでくる情報や様相で、一喜一憂することなく、 目を内側に向け、見えない自分軸に光を注ぐのです。 「自分とは誰か?」 「自分はどう在りたいのか?」 「できるならば、本当はどうしたいのか?」 心の声に耳を傾けて、いましかできないこととして、 「自分と共にある時間」を、是非作ってあげてください。 一日も早い収束(終息)を祈ります。 

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