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  • miraisozojuku

2021年8月号

更新日:2021年9月8日

うだるような暑さが続きます。 オリンピックでも、アスリートたちの熱い戦いが続いていますね。 勝者やメダルにメディアの注目が集まりますが、 この日のための努力の結晶を少しでも味わえるのは感動です。

彼らが「今」という瞬間に全エネルギーを注ぎ続けたゴールは、 それがどんな結果であれ、ボクの心を動かします。

開催についての賛否とは別に、 人間の夢にかける力の尊さを素直に感じる日々です。


● 結果と評価 —————————————————————–

ボクたちは幼いころから、様々な結果を創り出し、 それについていろんな評価を受けてきました。

幼いころに「よくできたね」とほめられたことや、「ダメじゃないか」と叱られたり。

学校に通い始めれば、運動神経がいいか悪いかで比較され、 頭がいいか悪いかでコンプレックスを感じたりもしてきました。

時には、いまだに自慢話になっていることや、 大人になっても消えない心の傷につながる体験もあるでしょう。

今も、毎日が結果と評価の連続で神経をすり減らしている人もたくさんいるでしょう。

期待に沿わない結果は、本人だけでなく周りの人たちの失望にもつながってしまうのです。

  でも、その評価の基準はいったい誰が決めたものなんでしょうね。

●目標 —————————————————————–

ボクの幼いころの夢は、あんまりパッとしない。

「大人になったら?」と聞かれたら、 「お金持ちになる」「社長になっていい暮らしをする」

子どもらしい夢のある将来像ではなく、今目の前にその頃の僕がいたら、 「おい、もっと夢のある未来を描きなさい」と叱り飛ばしていたかもしれません。

「宇宙飛行士になる」とか、「アスリートになって世界に挑む」とか、 子どもらしい夢を。。。。

いずれにしろ、その夢や目標が、「今この瞬間とつながっていること」については、 ボクの周りにいる大人たちは、誰一人教えてくれることはありませんでした。

「そんな未来がある日突然やってくる」ような、 運や元々の才能がもたらすものだと漠然と思っていたのかもしれません。

●プロセスと承認 ——————————————————————-

「結果と評価」にとらわれていると、「今」はその結果のための「時間」になります。

明日の仕事のために「早く寝る」こと、 午後しっかり働くために「おひるごはん」を食べること、 認められるために歯を食いしばり、愛されるために自分をまげて関係性を保つ。

「今」は、常に「明日のため」に生きる時間になるのです。

今やりたいことを手放して明日のために早く寝て、 おなかはすいていなくても、何か腹に入れておかなきゃと言って無理やり口にいれる。 自分の考えを押し殺し、言われたとおりにやる屈辱を味わい、 愛されなくなることを恐れて、自分らしさを押し殺す。

少し大げさかもしれませんが、すべてボク自身が経験してきたことばかりです。

今と言う瞬間は二度と味わえない確かな瞬間です。

金メダルのために今を費やしていくと、 金メダルが取れなければその努力は報われなくなります。   でも、期待に反した結果だった、アスリートが目の前にいれば、きっとこういうはずです。

「あなたの努力は、何物にも代えがたい。  費やした時間は、間違いなくあなたの人生の宝物です」と。

そして、それは、人生と言うフィールドを生き抜いてきた、自分自身への言葉として、 伝えられるべき言葉なのです。

結果がすべて、と言う言葉がありますが、「プロセス」も、同様に大切です。

誰かからの評価も欲しいところですが、 何よりも生き抜いてきた自分を認めることの方が、もっともっと価値あることなのですから。

最後に、このニュースメールは第200号。 単純計算で、16年半。

よくぞ継続してきました。

スタッフの助けを借りながらでしたが、 今日はたっぷり自分を承認してあげることにします。



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