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  • miraisozojuku

2020年3月号

更新日:2021年9月8日

もはや、アジアだけではなく、 世界中で新コロナウィルスが猛威を振るっています。 想像以上の規模で、思った以上のスピードで、 この新しいウィルスが広がっているようです。 先月のニュースにも書きましたが、手洗い、うがいの基本と、 自分のいる空間をできるだけ選んで日々を過ごしていきましょう。

● パニック、パンデミック ———————————————————————- 不安や恐怖による混乱した心理状態を「パニック」と言います。 突発的な出来事に遭遇して、個人だけでなく 集団でこの心理状態になると、様々な危険が伴います。 似たような言葉で、パンデミックがあります。 こちらは、今回の新コロナウィルス感染のような病気が国中、 あるいは世界で流行する状態を言います。 パンデミックになれば、当然人々はパニックになるわけです。 グリム民話などに記録されている「ハメルーンの笛吹き男」 と言うお話があります。   ● ハルメーンの笛吹き男 ———————————————————————- このお話をご存知の方も多いでしょうが、簡単にあらすじを。 1284年、ドイツのハメルーンと言う街で、ネズミが大量に発生しました。 ある日、笛を持った男が現れ、 「報酬をくれるなら街中のネズミを退治する」といい、 街の人々はそれを約束します。   笛を吹き始めた男に、ネズミがついていき、 ネズミたちは川に飛び込み溺死してしまいます。 報酬を要求した男に対して、街の人々は約束を破りお金を払いませんでした。 男は、笛を吹きながら街を歩くと、 130人もの子供たちが男の後に続き、そのまま街を出て行ってしまいました。 ● 実話か、作り話か ———————————————————————- この話、子どもたちが大量に失踪してしまった事件は、 実際にあったことのようです。 かなり詳しく言い伝えられ、 子どもの人数も130と明記されているにもかかわらず、 「なぜ?」に関しては、様々な説があるようで、はっきりしていません。 その中の一つが、疫病(ペスト)の流行です。 笛吹き男は、その疫病の人格化、 もしくは子どもたちを看取った医師と言う説もあります。 ● 新コロナウィルスの世界への感染が意味すること ———————————————————————- 私たちは、今、その感染を避けるために、 正しい知識と、それに基づいた行動が求められています。 陽性反応と告知されたにもかかわらず、 レストランに食事に行った人まで現れたようです。 私たちは、自分の他への影響力を過小評価しているのかもしれませんね。 確かに普段は、力の強い人たちに隠れて、 影響力を感じないかもしれませんが、実際は目には見えないだけで、 みな、大きな力を持った「インフルエンサー(影響を及ぼす人)」なのです。 心の中に思ったことは、次第に強化されていきます。 「いやだなぁ」と、毎日思っていると、 その「いやだなぁ」がどんどん強化されていく体験は誰でもあるでしょう。 自分のネガティブな思考は、自分をさらにネガティブに導いていきます。 そしてそれが、結果として周りや世界に影響を及ぼしていくのです。 ● 笛吹き男 ———————————————————————- 現代の笛吹き男は、ネットを通じてデマを流したり、 デマと知りつつ我先にと、我欲に走ったりする人たちでしょうか。  だからこそ、今私たちは、先人たちがしてきたように、、 この危機に対して忍耐づよくそして、知恵を働かせながら 対処していかなければなりませんね。 そして、できるなら、 気持ちの良い影響を与えていく「笛吹き男(インフルエンサー)」 になっていきたいものです。 未来への不安や、差し迫る恐れを強く感じたら、 「アートをしてみましょう!」 アートは、自分を「今この瞬間」に戻してくれます。 作品をつくると言う意味ではなく、 子どもの頃にしていたような「いたずら描き」で十分です。 危機感を感じるからこそ、「今を味わう」練習ができます。 健やかな体、そして安らかな心を目指し、 この危機を乗り越えていきましょう。

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