猛烈な残暑がつづき、それだけでなく激しい台風シーズンがやってきました。 梅雨が長く続き、夏の暑さは異常なほど、 そして70メートルを超える風速の台風がやってくる、 次々と、更新される異常気象は、 あきらかにこの地球に起きている異変に違いありません。 レジ袋を有料にしたことは、どんな一歩になっているのだろうか。
● SDG’s 持続可能な開発目標 —————————————————————– 5年前に国連で世界のリーダーによって決められた、地球人としてのコミットメントです。 SDG’s(エスディージーズ)という単語は、メディアからもよく聞かれる言葉になりました。 2030年までに達成すべき17の目標が掲げられています。
今ここで一つ一つを挙げることは控えますが、どれもこれも、地球に住まう我々にとって。また、世界の一員として「大事なことだね」と、 子どもに言って聞かせるようなことばかりです。 子どもじみている、ということではありません。 だれだって、大事だってことはわかっていることばかりなんですが、 その大事さよりも、自分を満足させることを優先してきたことで、 地球が取り返しがつかなくなってしまうほどの段階まで来てしまっているのです。 そもそも、なんでこんなコミットメントが宣言されたのでしょうか。 20年前に「ミレニアム開発目標8項目」が宣言され、 2015年までの世界目標が制定されました。 達成されたものもあれば、不備が指摘されたものもあり、 このSDG’sで、17項目に増やし、再度2030年までの世界目標とされたわけです。 まだ、よく理解していない方は、 地球人としてぜひ一度この17項目に目を通しておくといいですね。 ● 自分と世界 —————————————————————– この世界目標17項目を見ても、自分とつながらない印象を持つ人も多いでしょうね。 たとえば、2030年までに、 現在1日1.25ドル未満で生活している人たちの貧困をなくす。 これって、日本で、日々を過ごしている人たちには、 あまりピンとこないことかもしれません。 いま、それに対して何をすればよいのでしょうか? 5歳未満の子供が、30秒に一人、飢餓によって命を失っているという現実に、 私たちは何ができるのでしょうか? 私は、30年以上、無意識の領域の探究者として、心理学を学んできました。 その探求は果てしないものではありますが、確信していることがあります。 「すべての始まりは、自分の意識が創り出す」ということ。 つまり、自分と世界は間違いなくつながっているということです。 この考えに基づくと、世界の貧困も「柴崎が創り出していること」になるわけです。 ● 置き換え —————————————————————– もちろん、物理的な関連性はないし、 私の人生を通して、世界の貧困を助長したような事実はないと思います。 しかしながら、「飢餓」を食料や水ではなく、心の渇望ととらえて見たらどうでしょうか? ・もっと、時間が欲しい ・もっと、お金が欲しい ・もっと、チャンスが欲しい ・もっと、幸運が欲しい ・もっと、 ・もっと、 水や食料が確保されれば、住む場所や衣服が欲しくなるでしょう。 さらにそれが充実すれば、交通手段や、より便利な「何か」が欲しくなるかも知れません。 飢餓で苦しんでいる社会に、水や食料を送ることも、経済的な支援も大切なことですし、 実際にそういう活動をしている組織や個人もたくさんいるでしょう。 わたしもかつて、インドの女の子に支援をしていたことがあります。 でも、もう一つできる取り組みが、自分の絶え間ない渇望を見つめることなのです。 ★ パートナーシップ —————————————————————– SDG’sの最後の17番目には、 「パートナーシップで目標を達成しよう」という項目があります。 大切なことや、大事な気づきは、一人で抱え込むのではなく、 誰かに分かち合うことで豊かさが生まれます。 世界規模で考える前に、あなた自身と家族、あなた自身と大切な人、 あなた自身の周りの人たちとのかかわりの中に、 「共に分かち合う」ことを、意識していくことで、小さな変化が生まれていくはずです。 想像もしなかった2020年も、3分の2が過ぎ去りました。 明日どうなるのかはわからないけれども、 明日のために、今日どんな一歩を踏み出すのかは、私たち自身で選択できるはず。 自分の未来に、価値ある一歩を踏み出していきたいものですね。
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