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  • miraisozojuku

2021年5月号

更新日:2021年9月8日

季節は巡り、ゴールデンウィークも終わりました。 昨年に引き続き、自粛の日々が続いています。

それでも、わたしたちはこの日常を、自分なりの工夫を凝らして過ごしていきます。

ワクワクした毎日も、うつうつとした毎日も、過行く時間は同じです。

時間のことを考え始めると、私はミヒャエル・エンデの『モモ』をいつも思い出します。

モモの時間と、灰色の男たちの時間の意味の違いを、 今の自分に照らしてみることで、過ごす時間の質が変わってくる気がします。

● 30年 30回のキャンプ —————————————————————–

昨年はコロナ禍で開催を見送りましたが、 それまでの30年間継続してきた、キャンプがあります。

小中学生向けの自立に向けた野外体験学習「グロースセミナー」

このキャンプの様子を、いつか本にしたい!

そんな思いが3年越しにようやくかないました。

『勇気の育て方』一万年堂出版

このキャンプは、子どもたちが 「自分で決めて、自分で行動して、自分でほしい結果を創り出していく」 というコンセプトの下に、北海道の士幌高原で合宿する年に一回の夏休みのキャンプです。

リピーターも多く、保護者からの信頼もあり、30年間一度も休まずに続けてきました。

そこで繰り広げられる、子どもたちの真剣なチャレンジに、何度も心が震え、 子どもたちと一緒に涙を流し、大いに笑ってきました。

子どもたちの未来は、未来にあるわけではなく、いつもその瞬間に創り出されていきます。

言い換えれば、禅の思想の通り、「今ここ」を生きる時間が、このキャンプなのです。

●出版にむけて —————————————————————–

2018年の夏、現地の取材をライターのFさんにお願いし、

4泊5日を記録してもらいました。

この原稿に編集の石島友子さんが手を入れてくれて、出版社に売り込み。

一万年堂出版の宮地さんが、この本のメッセージに共感してくださり、 出版に向けた準備が始まりました。

それでも、キャンプの様子ばかりでは、この本を手に取った方が 「キャンプに行かなければ体験できないこと」になってしまうのは、 あまりにももったいない。

ということで、 ひとつ一つの実習を子どもの視線で紹介し、 さらにその実習の意味を大人向けに解説する、といった内容に組み替えたのです。

キャンプの様子が私の中でリアルによみがえり、 我ながら読み返しながら何度も涙がウルウルしてしまった(^^)

今ここを生きる子どもたちには、未来への希望が常にあります。

よりよい関係性を生み出していくこと

よりよい人生を生きること

よりよい社会を創り出すこと

こういったことのすべてを子どもたちに任せるだけでなく、 そのための環境を準備してあげるのが大人の私たちの大事な役割です。

●オンラインセミナー ——————————————————————-

出版は5月の末ですが、現在Amazonで予約を受けつけ中です。

12日までに予約をしてくださった方が向けに、 一万年堂さんが、オンライン講演会への招待を企画してくださいました。

━━━━━━━━━━━━━ https://gyutto.site/fvJ1 ━━━━━━━━━━━━━

「もう一歩先の子育てアドバイス」

ライブ配信だけでなく、アーカイーブでの配信もあるようです。

子どもたちと、テントを張り、山に登り、マウンテンバイクを走らせ、夜の森を歩く。 子どもたちが全部自分たちで決めて実習をやり遂げていきます。

そんなグロースセミナーからの学びや気づきを皆さんにお伝えしていきます。


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