梅雨になりました。 今年は早い梅雨入りで、どうやら長引くとのこと。
じめじめした季節が長いのは、少々うつうつとしてしまいますね。 コロナ感染もワクチンによる効果が見えてはきません。 オリンピック開催か中止かの論議も続いていて、なにかとすっきりしないことが続きます。
私たちの「気分」というものは、いったいどこからやってくるのでしょうか? この曖昧模糊としてエネルギーについて、今日は少しだけレクチャーしてみます。
● 気分と気持ち —————————————————————–
「気」のつく言葉はたくさんあります。 天気、気圧、元気、生気、雰囲気、、、、、
気分や気持ちも、日常でよく使われる言葉の一つです。
「今朝は気分がいい」とか「気分悪いなぁ」と使うことがありますが、 そもそも「気分」とは何なのでしょうか?
気持ちは「感情」やその感情を説明する「考え」のことを示していることが多いのですが、気分と言うのはあいまいなものです。
心理学では、気分がいいとか気分が悪いと言っているときは、 自我が何かにとらわれている、あるいは呑み込まれていると言った表現をします。
何かによって、気分は良くなったり悪くなったりするわけです。 つまり、自我が何かによって影響を受けている、言い換えれば、 「自分ではない」状態に追いやられているということです。
●気持ちは —————————————————————–
自分ではない状態になっている時に、自分の感じている気持ちや感情にフォーカスすると、 「自分を取り戻せる」と言われています。
「あー気分が悪い、あいつのせいでこんな気分になっている」と嘆いているとき、 気分が悪い理由を洞察します。
「あの時のあいつの一言、あいつのふるまいのせいで、気分が悪い」と言うのであれば、 そのことで、自分は「どんな気持ちを感じているのか?」に、意識を向けてみるのです。
すると、あの一言によって傷つけられた、 「だから悲しい」、「だから腹が立っている」、「だから悔しい」、、、、 など、自分が感じている気持ちや感情が見えてきます。
たとえそれがあまり味わいたくない感情だとしても、 自我は自分を取り戻し、その感情を昇華し前に進む準備が整います。
毎日が忙しく、感情を味わえばその分嫌な思いをすることもありますから、 内省することを辞めてしまう人も多いでしょう。
でも、「自分の感情」に気付くことは、自分らしくいるために大切なことです。
●気分を感情に変えるために ——————————————————————-
朝起きて、 「あー今日は気分がいい」と口に出たら、 「さわやかで気持ちがいい」とか「すっきりしてハッピーだ」「ワクワクしている」 など、気持ち(感情)の表現に変えてみます。
「朝っぱらから気分悪い」と口に出てしまったら、 「なんだか、イライラする」「泣きたい気持ちだ」「ドキドキしちゃうなぁ」 など、自分の感情をキャッチしてあげるのです。
気分には振り回されてしまいますが、 感情を見つければ、それをコントロールしていくことは簡単です。
梅雨の季節に、振り回されることなく、自分の軸をもって過ごしていけるといいですね。
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