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miraisozojuku

2021年7月号

東京は、線状降水帯の影響で丸二日以上雨が続いています。 目黒川もかなり増水しています。

雨は豊穣の象徴でもありますが、豪雨は破壊をもたらします。 常に私たちは、一極二元(あらゆるものは光影二つの側面を持つ)の中に在るわけです。

きょうは、私たちが持つ二面性について

● 良い人と悪い人 —————————————————————–

性善説か、性悪説か。 ひとは、いろいろな見方をし、 時にどちらかの立場に立って自分を防衛し、他者を攻撃します。

正直言って、私自身の中に明確に二つの側面を感じることは多々あります。

街を歩いていて、煙草を投げ捨ている人、 狭いところで道を譲っても何の会釈もせずに通り過ぎる人 街中で大声で騒いでいる若者たち、 こんな些細な事を目にしただけで、 心の中で悪態をついている自分にうんざりしてしまいます。

このまま年老いて、高齢になればなるほど 心の声が外にあふれ出てしまうのでは、と心配になってしまいます。

半面、人に言うほどではないけれども、 小さな親切や愛情を持っている自分にホッとすることもあります。

周りの人が、自分に対して持つ印象は、最終的には操作することはできません。 どんなに取り繕っても、「人となり」はにじみ出てしまいますからね。

●どうしたら愛されるのか —————————————————————–

私は30歳になるころまで、世間に評価され愛されるにはどうしたらいのかを、 必死に探し続けていました。 そのおかげで、私のことを悪く言う人はいないものの、 それに値する自分ではないことも自覚していました。

いい人と思われていることと、本当に充実し満足している自分との間には、 かなりの距離があったのを覚えています。

どうしたらいいのか、を探して、その通りに実行しては見るものの、 簡単にはうまくはいきません。 誰かの真似をしてある程度はうまくいったとしても、 それは所詮、「誰かの真似」で本当の満足にはたどり着かないのです。

そのことで、たくさんの失敗を重ねました。 設立した会社を倒産させたり、愛する人を失ったり、体を壊したりと散々でした。

でも、そのことにも「いい面」はありました。

「自分はどうしたいんだ?」「幸せになりたい」と、 心底自分の心に耳を傾けることができたのです。

●与える人生の選択 ——————————————————————-

どうすればいいのか?から、どうしたいのか?に切り替えるのは、 文字にすれば簡単なのですが、 自分事として考えると、これは結構大変な作業でした。

どうしたいのかがわかっても、 それを実行するにはまた「どうしたらいいのか?」が出てきてしまうのです。 ただひたすら、自分はどうしたいのか?に寄り添い続けるのは忍耐のいることでした。

でも、その結果自分を大切にする時間が増え、 自分の幸せのために生きることを始めることができたのです。 もちろん、自分がどうしたいのかを知ったとしても、 そこにいる誰かも同じことをしたいとは限りません。

つまり、自分がどうしたいのかに気付くこと(自分軸を持つ)は、 その次に誰かと共に作り出す(相互依存)へのステップなのです。

この辺りは、私の新刊「勇気の育て方」に、書いていますので、 興味のある方は是非読んでみてください。

私たちは、常に二つの側面があり、 そのどちらかをその都度選択できる機会が与えられているのです。

できるなら、自分や周りに「与える人生」を選択していきたいものですね。

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