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  • miraisozojuku

2022年11月

●学ばなければ、繰り返す

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同じ失敗や、間違いを何度も繰り返してしまうことがあります。


たとえ気をつけていたとしても、です。


ユング心理学では、コンプレックスがその要因と説明できるのですが、

それはまたの機会に譲ることにします。


同じ失敗を繰り返してしまうことで、

「自分はダメな奴だ」「自分はそういう人間なんだ」と、

自分にネガティブなレッテルを貼ってしまう人もいます。


失敗して、そこから学び、二度と同じ間違いをしないで済む人もいるでしょう。


「起きたことから学ぶ」という心の態度は、自分の成長につながります。


失敗は誰にとってもイヤな体験だと思いますが、

失敗から学び、その失敗を大きな成功につなげていくこともあるのです。


でも、そこから学び取らないと同じことを繰り返すと言いましたが、

「学ばない」ということはどういうことなのでしょうか?


●責任

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何か事が起きて、それが自分にとって不愉快際まりない出来事だった時、

私たちは、その原因を周りに探します。


そして、あの人が悪いとか、あいつのせいだとか、ルールが悪いとか、

しまいには運が悪いと言って、責任を周りに押し付けます。


つまり、この原因を自分以外に求め、

自分にはどうすることもできなかったんだと主張するわけです。


それはそれでもっともな考え方なのかもしれませんが、そのままでは何も学びません。


もちろん、だまされないように、とか、あいつを二度と信用しないとか、

受動的な学びはあるかもしれません。

でも、それでは相変わらず、事の原因が周りにあるままです。


責任というのは、心の在り方のことです。


責任を取る、という言い方をすると、その出来事の原因が自分にあって、

だから自分が悪い、自分のせいなんだと考えてしまいます。


ここでは、「責任を取る」という言い方ではなく、

「責任の立場に立つ」という言い方をすることにします。


それでは、「責任の立場」とはどんなことなのでしょうか?


●被害者

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責任の立場の前に、最初に伝えた、事の原因を周りに求めることを、

「被害者の立場」という言い方をします。


「被害者の立場」に立つのか、「責任の立場」に立つのかによって、

学ぶことは全く違ってきます。


被害者の立場は、先ほど説明したように、

自分が創り出したわけじゃないので、そこからはあまり学べません。


でも、責任の立場に立つと、

「この事実を創り出したのは、あの時にあのことを選択した自分」につながってきます。


お金を貸したのに、返してもらえなかったという体験があったとします。

信用したのに、信じていたのに、大事な友達だと思っていたのに、

と「被害者の立場」にたって、自分にはどうすることもできなかったと考えます。


でも、よくよく考えてみると、そもそも「お金を貸さないという選択」もできたし、

貸したとしても「しつこく催促」することもできました。

返してもらうまで、追いかけることもできたかもしれません。


つまり、「自分にはどうすることもできなかった」わけではなく、

「自分にはあーすることも、こうすること」もできただろうし、

「あーしないことも、こーしないことも選べた」ということです。


これが「責任の立場」


決して、自分が悪かった、ということではありません。


そのことから学ぶので、二度と同じ結果を創り出さなくて済むということなのです。


●自分軸を生きる

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自分らしく生きたいと願う人は多いでしょう。


でも、ここでも何度か書いたように、「らしさ」はとらえにくい概念です。


でも、自分を軸に生きることは、起きたことを誰かや何かのせいにしないので、

自分の次なる考えや行動に活かすことができるのです。


2023年がもうすぐやってきます。


自分軸の生き方、言い換えれば責任の立場に立つ、そんな新しい年を迎えていきたいものですね。

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