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miraisozojuku

2022年6月

急に気温が上昇してきましたね。

季節の変化や、日々の気候の変化は私たちの精神面や情緒面、

さらには身体面にも影響を及ぼします。


これといった理由があるわけではないのですが、なんとなく落ち着かない日々を過ごす。

皆さんにも、そんなことを味わうことがありますか?


世界を見渡してみれば、

戦争が続いていてそのニュースに触れるたびに気分がふさぎます。

山中での幼い子どもさんの出来事も、網走の観光船の事故についても

毎日繰り返し報道されています。


インドのグルの一人にシュリ・チンモイという導師がいました。

ヨガの指導者であり、宗教家、哲学者、マスター陸上のアスリート、作曲もアートも、、、

ほとんど眠らずに生きた瞑想家です。


何度か瞑想センターに通ったことがあります。

「心をネガティブに揺さぶるテレビや新聞を見るときには、

『注意深く観る』ように、と繰り返し聞かされました。

心を平安に保つこと。

当たり前で、とても難しい課題でした。

注意深く観るということの意味は、どちらかに偏ることなく、ということ、つまり中庸。


でも、そう言われても新聞を読まないわけにもいかないし、

テレビのスイッチを入れればニュースが飛び込んできます。

周囲からの影響は避けられません。



● 仲良くやろうよ

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戦争は、国と国の争いです。

もう少し厳密に言えば、国ではなく

「国の指導者」同士の「それぞれの正しさ」のぶつかり合いです。


国という単位ではなく「人間」の価値観の争いなのです。


その人個人においての正しさは、相手にとっての正しさとは限りません。

そして厄介なのでは、どちらが正しいのかという判断は、

それぞれの価値観の違いがあるため判断はしにくい。


幸い日本はこの80年近く、戦争はしていません。

でも、ひとりの人間として考えてみると、

人生の中で何度も「戦争」してきたような気がします。


誰かと言い争いをしたり、否定したりダメだししたり、相手を拒否したり、、、、


かといって、自分の正しさをまげて相手の正しさにあわせることもできますが、

次第に自分の心にひずみが生まれてしまいます。


信念をもって自分の正しさを押し通すこともできるでしょう。

いいことかもしれないけれど、誰かに我慢や犠牲を払わせる可能性もあるのです。


お互いの正しさを「認め合うこと」は、簡単なことではありません。

でも、人間にしかできないことでもあるのです。 


● キャリア教育

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小学生向けに、文科省が「キャリア教育の手引き」を発行しています。


低学年向け、中学年向け、高学年向けとそれぞれ手引きがあるのですが、

注目すべきは低学年向け。


その一部をご紹介しますね。


・してよいことと悪いことがあることがわかる

・ありがとうやごめんなさいが言える

・友達の気持ちを考える

・みんな仲良く学習したり遊んだりする


大人が、できているわけじゃないのにね。

いや、大人が決めた手引きなのかもしれないけど、

子どもに伝える前に、ってことですよね。


● あらためて「自分軸」

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自分の軸を持つことは、自分らしく生きる秘訣です。

とはいえ、自分軸を押し通せば、

誰かの軸と折り合いがつかなくなることもあるでしょう。


だから、次のステップは「認め合う」ことなのです。

誰かを認めるには、自分を認めておかなければなりません。


自尊感情や、自己効力感。

こういったことが、どれほど大事なことなのか、

ボクたちは子育てを通して気づくことになります。


自分のことを認めずに、誰かを認めようとしても

お互いを尊重することにはつながりませんからね。


自分を認め、違いを認め合う。


むずかしい課題を、人類は与えられているってことなのでしょう。

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