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2024年6

● 終わること 完了すること

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この二つの言葉は、どちらも何かの最後を表しているのですが、ボクは「完了」を使用することが多い。


どんな違いがあるのかって言うと、例えば「終わる」を英語で言えば「The END」


映画の最後に出てきますよね。ヨーロッパの映画だと「Fin」なんて言うのもあります。


「完了」は、Complete(コンプリート)。


いかがですか?


なんとなく違いがあるの、伝わりますか?


「35年も続けてきたけれど、体力的にも年齢的にもこれ以上は無理だから『終わる』」

 

「35年続けてきて、やり切った、よくやってきた、これで『完了』しよう」


受動的な「終わる」と、能動的な「完了」と言ってもいいかもしれませんね。


● 完了すると、次がある

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終わってしまうと、もう何にもなくなるイメージだけど、完了はその次のステップがある。


ボクにはそんな印象があって、希望や未来につながるイメージがあります。


アスリートが引退するのも、定年で職場を去るのも、あるいは大失敗して挫折したとしても「それで終わり」じゃなくて、「完了」を意識していれば、また何かを必ず始めることにつながるんです。


ボクは高齢だけれど、今年後半に新しいチャレンジを始める準備をしています。


いつでも学びが多いので、「終わり」はボクにはなかなかやってこない。


元気でいる間は、毎日が「ハジマリ」っていう感じです。


● そういえば

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コーヒーが好きで、とあるところから毎月焙煎した豆を送ってもらっています。


でも、自分で焙煎したくなって、家庭用のロースターを買ってしまいました。


生豆は、焙煎豆よりも圧倒的に低価格で、おまけに自分好みで煎ることできるので、毎朝今日の豆がどんな味わいになるのかワクワクして一日が始まります。


これも、新しいハジマリ。


皆さんも、どんな些細なことであれ、ハジマリを感じる「何か」を一日の中で意識できるといいですね。


● 能登半島

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能登半島の七尾市でアートワークも、皆さんからの寄付金をもとに継続させていただいています。


直近では、「マルシェ」への参加もするようです。


ボクたちの取り組みは、絵を上手に描くいてもらうことではなく、言語に偏りがちな表現の中に、言葉では語れない「何か」を感じていただくことで、自分と向き合う「今ここ」のときを共有することにあります。


回を重ねるごとに、アート表現を楽しんでいただける方が増えているようです。

 

当初1か所だったアートの場も、今では3か所、4か所と増え続けています。


「絵を描くのは苦手」率が高い日本の中で、実は自由な表現ができる場がなかっただけなんだということを痛切に感じます。


もちろん「自由に表現」することにも不自由さを感じる方はいますが、それは熟練のセラピストさんたちがいますから、その自由を存分に味わえる環境を創り出してくれています。


目的をもって描くアートではなく、自由なアート表現をしている「とき」は、心は自由だし緊張は解かれているし、知らずに心は整っていくのです。


ボクたちの今後の取り組みは、そんな「場を創り出していくこと」にあるんだと 今更ながらに感じています。

 

● サポートのお願い

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最後に改めてのお願いです。


能登半島支援にあたって、多くの皆様から、たくさんの画材や寄付金を子ども未来研究所にお寄せいただき、活動に生かすことができています。


本当にありがとうございます。


活動を継続していくための寄付金を皆さんにお願いしています。


どうぞよろしくお願いいたします。


NPO法人子ども未来研究所ホームページ


被災によって尊い命を奪われてしまった方々のご冥福をお祈りするとともに、一日も早い復興と、被災者の皆様の安心と安全をお祈りしています。

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